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018.LUU (O-range/ CHEMITECH/ DJ) 2006.12.21. |
“人である証と聴覚” 突然ですが、人間の味覚には、「甘み」「苦み」「しょっぱ味」「酸っぱみ」の4味がありそれらを感じる「味覚」は11歳までで成長を終え、その後はどんどん退化していくそうです。 「ビール」「かにみそ」などを食し「旨い」と感じた時、「あぁ、ガキの頃はこんなもん苦くて食えなかったのに、俺も大人になったなー」と思うこと、よくありますが、それは大きな「勘違い」だそうです。 味覚とは本来、 「旨いかどうか」を判断する感覚ではなく 「食べられるものかどうか」を判断するもので 4味のうち、毒である可能性の高い「苦み」を優先的に判断します。 つまり、 食に対して「経験」の少ない「ガキ」の頃は「苦み」に対して敏感で、 自分を守ろうとしています。 食に対して「経験」を積んだ「大人」になると、味覚は本来の「防衛」という必要性を失い、「苦み」を感じる能力が退化するのだそうです。 「苦いものを旨いと感じる」 のではなく 「苦みものを感じなくなった」 だけ。 ちなみに 「苦み」の次に退化するのは 同じく毒になり得る「しょっぱ味」だそうです。 老人になると塩や醤油を多く使いたがるのも、理解出来ます。 では、退化して行く中で なぜ、味が判るのか? それは「経験」という名の「記憶」があるから。 人間は成人以降、ほぼ「記憶」で味を判断しています。 さてさて、これは 服部料理学校のサイトではなくクラブLOOPのサイト。 言いたかったのは 「記憶」について。 人間は「忘れる」動物。 「忘れる」とは記憶を失ったのではなく、 「記憶」が封印された状態のこと。 そもそも なぜ「忘れる」のか? 「忘れなければいけない記憶」とは何なのか? それは「感情」という記憶です。 人間が生きて行くにあたって 「悲しい」とか「寂しい」とか「つらい」いった負の感情は 表層に残ったままだと 脳が機能しなくなるのだそうです。 たしかに 失恋や死の悲しみは「忘れ」なければ、生きて行くことはできないでしょう。 でも、私は 「忘れなければいけない感情(記憶)」は 「思い出さなければいけない感情(記憶)」 でもあると思います。 それは 「過ちを繰り返さないため」の「経験」だから、 という理由もあるでしょう。 しかし もう一つ理由があります。 それは 私の「感情」という記憶は 私が、人間として生きていた「大切な証」だからです。 封印された記憶を取り戻すには カギとなる「感覚」が必要です。 「感覚」とは「見る(視覚)」「さわる(触覚)」「かぐ(嗅覚)」「きく(聴覚)」「あじわう(味覚)」 さあ、カギとして最も力のある感覚は何だと思いますか? 答えは 「聴覚」です。 皆さんも経験があるでしょう。 あるふとした時、昔聴いた音楽にを聴いたとき 一気に蘇る、その情景と「感情」。 忘れていた あの時の「気持ち」。 私は これは、とても素晴らしいことだと思います。 蘇る「感情」は刹那的なものではあるけれど それは 人間として生きていた「大切な証」だから。 だから 私は音楽が好きです。 常に音と触れていれば 未来の私は、必ず今の私と共にいる。 最後にうんちくを.... 「音」を楽しむとい行為は 人類が誕生して以来の生まれた歴史であり 音楽3要素のうち最初に生まれたのが 「リズム」です。 「リズム」を楽しむのがダンスミュージックの基本と歴史。 ダンスミュージックは 人類が人類として生きてきた「証」が詰まったDNAなのかもしれません。 12月29日金曜日、夜。 LOOPで開催されるCHEMITECHというパーティーには 「リズム」という人類の証が、進化した今のカタチがあります。 私の証。人間の証。 この夜の記憶が、 未来の貴方と共にありますように。 心よりお待ちしています。 |
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