034.
DJ LUU
(MOL / 2E2L Recordings)

2008.05.16.
『「CD」の役割と、「ダンスミュージック」の存在意義』

はじめまして。DJ LUUと申します。
こちらのコラムに寄稿させていただくのは2回目になりますが....

御陰さまで発となるアルバムCD発売が近づいておりまして
ちょっと
そんなことでのお話を一つ....。

このアルバムを制作するにあたって
意識したのは....

音楽を
「どういった場面やどういった目的で聴くのか」
ということでした。

まず、
僕の名前が「DJ LUU」と
「DJ」を含めて表記しているのには少々こだわりがありまして....

昔、とある外国人アーティストが
「おまえはDJなのか、プロデューサーなのか」
と二択を迫って来た事がありました。

日本では、やはりDJとプロデューサーの差が少なく
DJの存在意義があまり認知されて無いというか
少なくともDJであることへの敬意は低いです。
良い悪いではなく、世界基準と比べれば....の事実として。
「おまえはDJなのか、プロデューサーなのか」
という質問は、本来であればしごく自然なことです。

で、僕は
プロデューサーであっても常に「DJ」でありたいと思ってます。
そして「DJ」で最も大切なことは「空間を創ること」
「空気を読 むこと」だと思っています。
そういう意味では、曲を創る上でも、
リスナーがこれらの曲を「どういった場面で、どのような気持ちで聴くもの」
なのか意識するのはとて も重要なことだと考えています。

今回のCDアルバムに収録されている曲はダンスミュージックです。

ダンスミュージックは、やはり踊ること、
もしくは踊っている気持ちで 聴くもので
それに相応しい、音響設備や環境でこそ、その力を発揮します。

回りくどくなりましたが
このCDは、そういった音響設備で聴くために、
音のバランスを調整 (レコーディング)しました。

端的に言えば、このCDはDJさんたちがそのままフロアで使用することが出来ます。
音に詳しい方は周知の事実ですが、iPodをはじめとした
モバイルツールで聴くことのみを想定した
楽曲の無謀な音圧の稼ぎ方をしたCDをクラブで使うことは出来ません。
音響設備が整っていればいるほど聴く に堪えません。
このCDはそういう音響設備でこそ威力を発揮します。
おそらく20万人レイヴをフォローするシステムで、最も気持よく 聞こえるはずです。

つい最近までは
プライベートリスニングは「CD」
フロアユースは「バイナル」
というように記録媒体が分かれていたので、まだよかったのですが
近年はCDでDJするのが主流であり、
そういう意味では「CD」は、iPod(間接的ではありますが)でも、フロアでも使用する媒体になってきました。
ダンスミュージックを記録する場合においては
CDの役目は、多くなったのだと言えます。

繰り返しになりますが今回のアルバムは全てダンスミュージックです。
キックやスネアの抜き差し、つまり、ひとつひとつの「音」を「楽」し むダンスミュージックであり、
それはダンスミュージックが数多ある「音楽」の中での「存在意義」でもあると思います。

この「存在意義」を失わないように
iPodでも楽しめることは前提としても、フロアでこそ最大に威力を発揮
するバランス(音質)で構築しました。

興味がでたら予約してみてください。(HMVTOWER.jp

そして
こんどの日曜日、
18日は
僕のホームパーティといえる
O-rangeが84回目の開催を迎えます。
性懲りもなく長いパーティーです。
7周年アニバーサリーです。

今度リリースするアルバムに行き着くために
必要だった7年間がココにあります。

よかったら少しでも覗いてみてください。
ココを感じてCDを聴いたら
2倍楽しめると思います。